消防士の教科書

これから消防士を目指す人たちの教科書になるようなことを書いていきます。

通電火災を知っていますか?

お疲れ様です、leoです。

 

あっという間に9月が終わり、1年も残すところあと3ヶ月となりました。

 

歳をとるにつれ、本当1年が早く感じる…(・ω・)

 

みなさんはどうですか?笑

 

さて、今回は"通電火災"について書いていきます。

 

予防や原因調査に詳しい人なら聞いたことがあるかもしれませんね。

 

初めて聞く人も、そうでない人も、良ければ最後までお付き合いください(^^)

 

【目次】

 

 

 

【通電火災とは?】

 

ということで、早速Google先生に聞いてみましょう。

 

通電火災とは

大規模な地震などで停電し、その後に電気が復旧し通電が再開された時に起こる火災のこと。

1995年の阪神淡路大震災の時に、この火災が注目され、今年9月の北海道胆振東部地震においても、発生が危惧されていた。

 

なるほどです。

 

地震の後に発生しやすいということがわかるかと思いますが、

 

この通電火災、先日の台風による高潮・浸水が原因でも発生しているそうです。

 

では、その火災のメカニズムはどうなっているのか

 

書いていきたいと思います。

 

 

 

 

【なぜ火災が起こるの?】

 

各家庭にあるストーブやオーブントースターなど、

 

“電熱器具”を使用している時に地震が起きると、

 

地震の揺れで

 

紙やタオルなどの可燃物が電熱器に接触した状態になることがあります。

 

当然、家の人が避難していれば、そのままの状態が続きます。

 

そして電気が復旧し、それらの器具にスイッチが入ると、

 

電熱器に触れている可燃物が過熱され、火災になることがあります。

 

最近のストーブなんかは、

 

揺れたりすると安全装置が働いて自動で消えたりしますが、

 

地震で落下物があったりすると、それが正常に働かないこともあります。

 

また、電気配線が押しつぶされたり切れてしまうことによって、

 

その部分がショートし、それが原因で火災になった事例もあるようです。

 

これが“地震の時の”通電火災です。

 

では

 

先ほど書いた

 

台風などによる、高潮や浸水が原因で起きる通電火災はどのようにしておきるのかと。

 

…ちょっと想像してみてください。

 

先日のような大型台風が上陸して、

 

高潮あるいは大雨による浸水被害が発生したとします。

 

水位がどんどん上昇し、車のボンネット付近までになってしまいました。

 

翌日、水は嘘のように引いています。

 

車はだいぶ汚れましたが、どうやらエンジンはかかりそうです。

 

仕事行くにも買い物行くにも、何にしても“足”である車は必須。

 

よし、エンジンをかけてみよう!

 

エンジンかかるじゃん!良かった〜!

 

と、なるのが普通かもしれません。

 

むしろ僕もそうなると思います。

 

ではでは、ここでまた少し考えてみましょう。

 

まずエンジンがかかるということは、そもそもエンジン自体の損傷はないということが予想できます。

 

そしてセルを回すための電気系統も大丈夫でしょう。

 

もちろん吸気・排気系統も大丈夫。

 

では何が、どこが出火原因となるのか。

 

考えられるのは

 

バッテリーの端子部分に付着したゴミや塩

 

です。

 

浸水によりバッテリー付近まで水位が上昇し、

 

それによりゴミや海水がバッテリーの端子に付着、

 

エンジンをかける際に通電することにより、

 

そのゴミや塩分がショートし、出火する。

 

この場合、ある程度の条件が重ならないと出火することはないかもしれませんが、

 

台風のあとに発生していた車両火災の原因の多くを占めていたのでは、と考えられているようです。

 

ちょっと通電火災とは違うかもしれませんが、

 

台風のあとに、こんな火災が起きるなんて怖いですよね…

 

まして電気自動車やハイブリッド自動車だったら…

 

対処の方法を考えるキッカケになりそうですね(^^)

 

 

 

 

【通電火災は怖い!】

 

もちろん普通の火災も怖いですが、通電火災の場合は

 

時間差で火災が発生する

 

という別の怖さがあります。

 

停電時は通電していないので、通電火災は発生しません。

 

しかし電気が復旧し通電したら…

 

無人の家から出火する可能性もあります。

 

また、きっと家の中は物が散乱しているでしょう。

 

ということは、可燃物も散乱しているということです。

 

そのため、通電火災はあっという間に燃え広がるという怖さもあります。

 

僕たち消防士からすると

 

消火活動もさることながら、

 

きっと原因調査にも苦慮することでしょう。

 

無人の家で火の元がない家から出火…

 

その時に通電火災のことが頭の片隅に浮かべば、それだけで今回の記事は価値ありかと思います!

 

 

 

 

【漏電火災を防ぐために】

 

ちなみにですが、漏電火災を防ぐためには、

 

ブレーカーを落とす

 

だけでOKとのことです。

 

ですが、大地震が来た時にそんなに冷静でいられるでしょうか?

 

少しでも早く避難するために、わざわざブレーカーのことなんて気にしてられないと思います。

 

ということで、そんな時に活躍してくれるのが

 

感電ブレーカーです。

 

感電ブレーカーは、ある一定震度以上の地震を感知した時に

 

自動的に電気の供給を遮断する装置です。

 

様々な形、種類があるので、良ければリンクを参考にしてみてください(^^)

 

 

地震火災の見張り番@home

地震火災の見張り番@home

 

 

 

そして、感電ブレーカーを備えるということは

 

夜に地震が起きた時は真っ暗

 

ということです。

 

ですので、停電しっぱなしでも大丈夫なように

 

懐中電灯やヘッドライトなどを用意しておきましょう!

 

 

…と、住民に対する防災講話で話してみてはいかがでしょうか?笑

 

 

 

 

【まとめ】

 

今回は少し前に話題となった

 

通電火災

 

について書いてみました。

 

自分たちのところは被害がなかったから大丈夫、というわけではありません。

 

日々のニュースの中にも、考えたり勉強したりするキッカケはたくさんあります。

 

このブログが、少しでもそのキッカケになれば良いなぁと思います(^^)

 

今回も最後までありがとうございました(^^)!

 

寒暖差の激しい日が続いてますので、みなさん体調管理には十分注意しましょう!

 

 

 

 

 

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適度に更新しております。笑

 

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