消防士の教科書

これから消防士を目指す人たちの教科書になるようなことを書いていきます。

八王子の火災

お疲れ様です、leoです。

 

また、事故が起きてしまいました。

 

住宅火災 消防士含む2人死亡 東京・八王子 - FNN.jpプライムオンライン

 

このような事故が起きないように、僕たちには何ができるでしょうか…?

 

考えましょう。

 

僕も一生懸命考えます。

 

自分がケガをしたり死なないようにするだけではなく、仲間や後輩を守るためにも。

 

大切な家族を悲しませないためにも。

 

カッコつけや大げさなことではありません。

 

当たり前のことです。

 

どうかこのような事故が繰り返し起きませんように。

 

考えましょう。

 

今から。

 

ここから。

秋田県能代市の火災

お疲れ様です、leoです。

 

みなさん、ニュースは見ましたか?

 

能代火災 消防隊員2人死亡か|NHK 秋田県のニュース

 

3日前のニュースですが、その後続報で亡くなったのは消防士であることが判明しました。

 

あってはならない事故が起きてしまいました。

 

今後原因についてもわかってくるかと思いますが、

 

フラッシュオーバーに巻き込まれたのではないかとのことです。

 

働く場所は違えど、同じ志を持った消防士が亡くなるのは本当に悲しいことです。

 

このニュースを見て、聞いて

 

みなさんは何を思い考えますか?

 

安全管理は徹底していたはずです。

 

でもこのような事故が起きてしまった。

 

この前のブログでも書きましたが、

 

その安全管理は本当に安全を管理していますか?

 

もう一度見直してください。

 

決して他人事ではありません。

 

死を無駄にしちゃいけません。

 

考えましょう。

 

そしてしっかり行動しましょう。

 

今日からでも明日からでも。

 

それが僕たちにできることです。

 

最後に…

 

絶対に死んではダメです。

 

その為に何をすべきか、もう一度考えましょう。

 

 

 

 

 

ぜひ見てください。

 

安全管理について考える - 消防士の教科書

 

この事故の前に書いた内容です。

 

この機会にぜひ見てください。

 

そして考えるキッカケになればと思います。

安全管理について考える

明けましておめでとうございます。

 

leoです。

 

今年もこのブログ共々よろしくお願いします(^^)

 

そしていよいよ火災シーズンが到来しましたね。

 

みなさん、しっかり気を引き締めていきましょうね!

 

あと出初式頑張りましょう!笑

 

さて、新年一発目は“安全管理”について書いていきます。

 

みなさんは安全管理について、どんな風に考えているでしょうか?

 

 

【目次】

 

 

 

【安全管理とは?】

 

さっそくgoogle先生にお尋ねしてみましょう!

 

安全管理とは

企業内の安全を維持し、災害を未然に防止するための活動のこと。

単に作業能率や企業の損失防止の観点のみだけでなく、人道的な観点からも重要。

安全管理は、労働基準法労働安全衛生法などによって規制されていて、安全管理者を配置するなどし、積極的な安全管理に取り組むよう指導されている。

 

改めて見ると、僕たちが普段「安全管理」と言っているのが軽々しく感じますね…( ̄д ̄;)

 

ちなみにここで出てくる法律、みなさん読んだことありますか?

 

ぶっちゃけ消防士にはあまり関係ないかもですが…

 

せっかくなので調べてみましょう!

 

労働基準法

労働条件の最低基準(8時間労働や週休制など)を定めた、労働者のための保護法。

みんな“労基法”って言う。

 

労働安全衛生法

労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境の形成を促進することを目的に制定された法律。

主に労働災害の防止について書かれている。

 

ということで、より詳しく知りたい人は調べてみてください。笑

 

たった一言“安全管理”と言っても、

 

ちゃんと法律で定められ、それに基づき行われているもの

 

なんですね。

 

でもこれ、実は僕たち消防士にはちょっと合っていません。

 

どちらかというと、工場などで働く人向けかな?といったものです。

 

では、僕たち消防士の“安全管理”とは一体どんなものか。

 

考えてみましょう!

 

 

 

【消防士の安全管理】

 

僕たち消防士の仕事は、皆さんも知っての通りです。

 

火災、救急、救助、自然災害…

 

本当に多種多様な災害現場に出動し、そこで活動します。

 

火災現場のような危険と隣り合わせの現場や、

 

交通事故現場のように、普通はありえないような場所での活動、

 

はたまた台風や大雨など、みんなが避難するような状況での現場活動など

 

安全管理とは程遠い環境での活動をしなければなりません。

 

それでもって極めつけは、いずれも緊急性が高く迅速な対応を求められるということ。

 

こんな状況下で、僕たち消防士に安全管理を求めるのであれば、現場活動なんてやってられませんよね( ´Д`)y━・

 

…ので、僕たち消防士の安全管理は、上記の法律とはちょっとニュアンスが違うかな?と思います。

 

参考として、総務省消防庁のリンクを貼っておきます。ちょっと覗いてみてください(^^)

http://www.fdma.go.jp/html/new/pdf/161129_kentou/1-1.pdf

 

書いてあること、ズバリだと思います。

 

安全管理の考えからかけ離れた環境だからこそ、

 

安全管理に対する意識を高め、的確な判断力を身につけなければなりません。

 

言葉では簡単ですが、いざやるとなると難しいことだと思います。

 

消防庁から“安全管理マニュアル”が出ているので、こちらも参考にしてください!

(参考)http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/anzenkanri/pdf/manual.pdf

 

ではでは、

 

その安全管理に対する意識を高めるため、具体的にどんなことをしているでしょうか?

 

ちょっと考えてみましょう(^^)

 

 

 

【安全管理の訓練方法】

 

安全管理の訓練方法と聞かれてすぐに思いつくのは、

 

KYTかと思います。

 

いかにもそれっぽい響きですが、

 

“危険予知トレーニング”

 

のアルファベット頭文字を取っただけでございます。笑

 

そしてその名の通り、事故や災害を未然に防ぐことを目的に行う訓練のことです。

 

どうでしょうか、皆さんの所属ではやっていますか?

 

僕の所属では、たまーーーーーーにやります。

 

他の所属で事故が起きた時や、若手教育の一環としてKYTをやったりしています。

 

あと有名なのは

 

ヒヤリハット

 

でしょうか。

 

これもその名の通り

 

「ヒヤリとした!」「ハッとした!」ことを事故事例集として集めたものです。

 

…なんて安易な名前を付けるんだ(・Д・)!!

 

とまぁさておき、まだまだ他にもいろいろあるかと思いますが、

 

このように安全管理に対する教育、訓練の手法は確立されています。

 

その上で、僕たち消防士も安全管理を考慮して活動するわけです。

 

むしろ

 

安全管理なしでは僕たちの活動はできないですよね。

 

それこそ、下手したら死んでしまうような現場ですから。

 

普段はあまりやらない“安全管理の訓練”ですが、

 

これから忙しくなる季節柄、改めて勉強してみてはどうでしょうか(^^)?

 

…ということで、ここまで安全管理について、皆さんが知っているようなことを書いてきました。

 

安全管理とは何か、どんな訓練方法があるか、

 

なんとなくわかったかと思います。

 

それではその“安全管理”、ちょっと視点を変えて考えてみませんか?

 

 

 

 

【視点を変えて考えてみる】

 

僕たち消防士は、安全とは程遠い現場で活動しています。

 

その為、日頃の訓練の中でも、安全管理については耳にタコができるくらい言われているかと思います。

 

現場であれば尚更です。

 

「安全が確認できるまでは入るな!」

 

きっと建物火災の時に聞いたことがあるはずです。

 

僕も何度も聞きました。

 

隊長であれば、部下である隊員たちを守ることは絶対です。

 

隊員同士でも、お互いの身を守ることは基本中の基本です。

 

この考えは、今も昔も、そしてこれからも変わらないものかなぁと思います。

 

というか、変わらないで欲しいです。

 

が!

 

ここでちょっと視点を変えます。

 

僕がいつか自衛隊にいる奴から、こんなことを言われました。

 

「俺ら自衛隊からしたら、消防は安全!安全!でやってるけど、安全ばっか優先して人助けられるの?って思っちゃうよね。

自衛隊は自分の安全管理は二の次で、一番の優先事項は人命救助!って感じだからなぁ。

まぁだからケガする人も多いけどね!」

 

一緒に飲んで熱い話をしてる時に、ふと言われた一言です。

 

結構グッサリきませんか?笑

 

決してディスってる訳ではなく、ただ本当に疑問として思っていることを言ってくれました。

 

この一件がキッカケで、僕も消防の“安全管理”について考えるようになりましたねぇ。

 

みなさんはどう思いますか?

 

僕たちの活動の基本である安全管理が、人命救助の足かせになっているような思いを感じたことはありませんか?

 

きっと一度は思ったことがあるのではないかと思います。

 

また、こんなにも安全管理と言われているのにも関わらず、

 

ケガや事故が絶えないのはなぜでしょうか?

 

きっといろいろな原因はあると思いますが、

 

もっと根本的なことを考えてみませんか?

 

 

 

 

【“安全管理”を理解すべし!】

 

ここからは持論を展開するので、あくまでもこんな考えがあるんだなぁと思う程度に見てください(^^;

 

さて、冒頭で安全管理の言葉の意味を調べてみましたが、

 

もっと根本的に、そもそも安全とはどういうことなのかをGoogle先生に聞いてみたいと思います。

 

安全とは

危なくないこと。

 

以上、気持ちいいくらい明瞭簡潔!笑

 

まさにそのとおりな訳ですが

 

この“危なくないこと”を、ちゃんと理解しているでしょうか?

 

ちょっと想像してみてください。

 

例えば三連梯子の訓練。

 

危なくないように、訓練マットを敷きます。

 

もちろん大事な安全管理です。

 

例えば放水訓練。

 

危なくないように、ホースラインは完璧にして圧力も控えめにやります。

 

これもまた大事な安全管理。

 

ケガをしないように、事故にならないように

 

未然に防ぐことが“安全管理”です。

 

何も間違ってはいません。

 

でもこれ、裏を返せば

 

何が危険なのか、わかってないってことですよね?

 

安全管理を重視するあまり、

 

安全すぎる環境の中で訓練をやってはいませんか?

 

つまり、

 

何が危なくて

どうやったら危険なのか

そしてそれがどんな事になってしまうのか

 

というような、イメージができないということです。

 

さらに言うと、

 

危険なことをやる怖さを知らない

 

ということです。

 

やったとこないことをイメージするのも

やったことないことを怖いと思え!っていうのも、

 

やったことないからできる訳ありません。

(この考えは“教える”時にも当てはまりますよ!)

 

僕個人的には、

 

やってみて“怖い”と思ったことって、“次から気をつけよう”って思いませんか?

 

と、考えています。

 

危ないからやらない

 

のではなく

 

こうやったら危ないんだ

 

と思わせることこそ、安全管理の第一歩だと思います。

 

毒をもって毒を制す、じゃないですが、

 

危ないこと、怖さを知ることこそが大事なのではないかと。

 

だからと言って、訓練で率先して危ないことをやれというわけではありません。

 

こうやったら危ないよね、怖いよね、ということを

 

最低限、体験させられれば良いのかなと。

 

例えば先程の三連梯子の訓練

 

いつもは安全マットを敷くと思いますが、

 

マットを敷かずに訓練してみてはどうでしょうか。

 

きっといつもより登るのが慎重になり、梯子の確保も普段よりもしっかりやることでしょう。

 

更には進入の際、いつも以上に緊張し、慎重に進入するはずです。

 

たぶんいつもはすぐに終わる取り扱い訓練も、一味違ったものになるはずです。

 

そして大事なのはフィードバックです。

 

どの場面で危ない、怖いと思ったか。

なぜいつもより慎重になったのか。

いつもとどれくらいタイムラグがあったか。

 

などなど。

 

自分が感じたことを隊で共有することで、お互いの安全管理にも繋がっていきます。

 

安全管理のは主観だけでなく、客観性も必要ですからね。

 

さらに!

 

客観性を身に付けることができれば、訓練や現場全体を見渡すことができるようになります。

 

そうすると、自分だけでなく周りの隊員にも気を配ることができるようになります。

 

これを一人一人の隊員ができるようになると、事故が起きる確率がグーンと減りそうですね(^^)!

 

「普段の訓練とかは分かった気がするよ。けど現場ではどうなの?安全管理ばっかで人助けられるのかよって話じゃないの?」

 

そうなんですよね、これが一番の問題というか矛盾点というか…

 

ちょっと考えてみましょう。

 

 

 

 

【現場での“安全管理”】

 

「安全が確保されるまでは進入するな!自分がケガしたら人は助けられないぞ!」

 

消防士なら一度は聞いたことがあるはずです。

 

め組の大吾でもない限り、火の中に突っ込む消防士はいないと思います。

(ディスってません。僕はあの漫画好きですよ!)

 

木造家屋がまだまだ多い日本では、屋内進入して消火・救助活動をすることは、ほとんどと言って良いくらい、ないと思います。

 

でもどうでしょう。

 

地震に強い家、耐震構造のマンションやビルなど、

 

今や日本の建物も欧米化が進んでいます。

 

それなのにまだ、消火・救助活動は“日本式”の考えのままで良いのでしょうか?

 

危ないから入らない

入らないから安全

安全が確保されないと活動しない

 

これで国民の生命、身体、財産を守れるのでしょうか?

 

たぶん守れません。

 

じゃあ危険の中に飛び込めということかといったら、そうでもありません。

 

リスクを冒して人助けすべきだ!とは、全く思いません。

 

だってケガしたくないし、死にたくもありません。

 

先人たちの言うとおり、自分の身を守らなきゃ人は助けられませんからね(^^)

 

ではどうするのか?

 

さっき訓練のところでも書きましたが、

 

危険を知ること

リスク評価をすること

 

が大事だと思います。

 

これ、言葉では簡単ですが、

 

現場でちゃんとできてますか?

 

危険を知れば、いち早く消火や救助の活動方針を決めることができます。

リスク評価をすれば、活動内容のボーダーラインを引くことができます。

 

活動方針の決定が早まれば、それだけ火災の消火や救出時間の短縮に繋がって、助かる命も増えるはずです。

 

活動内容のボーダーラインを引くことができれば、ここまでは大丈夫、ここからは危険など、

隊員間で“安全管理の共有認識”ができるはずです。

 

そしてこれができるようになる為には、

 

勉強しましょう!

訓練しましょう!

 

勉強の方法はいくらだってあります。

 

僕のブログを見てもらえるのもありがた〜いことですが、

 

試しにYouTube

 

「火災性状」と検索してみてください。

 

【参考】

火災性状 - YouTube

 

めっちゃ勉強になりますよ!

 

しかもタダで見れますから、これを超える勉強はありません!!

 

訓練は先程書いたように、

 

危ないことに気付く訓練をしてみませんか?

 

安全管理バッチリのいつもの訓練ではなく、あえて危険のある訓練を、です。

 

…とまぁ、こんな感じで書いてみましたが、他にもたくさん方法はあるはずです。

 

危険を危険だと知ること

現場で危険を見つけられること

そして本当に危険か判断できること

 

そのためにできること、ちょっとばかり考えてみませんか(^^)?

 

 

 

 

【まとめ】

 

新年一発目、どうでしたか?

 

僕たち消防士の活動の基本である

 

“安全管理”

 

今までも、そしてこれからもずっと大切なことです。

 

誰もケガしたり死んだりしてはいけません。

 

絶対ダメです。

 

だからこそ、安全管理はとても大事なことです。

 

そしてとても大事な安全管理だからこそ、

 

今一度見直してみませんか?

 

思いっきり自論を展開しましたが、

 

安全管理の第一歩は“危険”を知ることだと思います。

 

勉強方法もたくさんあるし、訓練も工夫することができます。

 

今までやってきた安全管理は、本当に安全管理できていますか?

 

新年一発目、みんなで考えるキッカケになればと思います。

 

 

 

今年もまた、こんな感じで書いて行きたいと思います(^^)!

 

改めて、今年もよろしくお願いします(^^)!!

 

 

 

実践・消防の安全管理

実践・消防の安全管理

 

 

 

SUPERサイエンス 火災と消防の科学

SUPERサイエンス 火災と消防の科学

 

 

 

査察ってなんだ?②

お疲れ様です、leoです。

 

皆さんの所属では

 

意見発表ってやってますか?

 

僕の所属では、3年に一度輪番で回ってきてます。

 

人前で話す機会や、人に伝えるための文章を書く機会が全然ない僕たち消防士にとって、

 

とんでもなく良い経験ができる絶好の機会だと思いますが…

 

やってる内は気づかなかったですね。笑

 

というわけで、もし参加する人がいたら頑張ってください!

 

人前で話すこと、伝えることはとても大事な勉強ですよ(^^)!

 

さて、今回は前回の続き

 

査察について書いていきます。

 

前回の内容はこちらからどうぞ!

査察ってなんだ? - 消防士の教科書

 

予防分野については、僕自身あまり得意ではないし、所属自体もだいぶ遅れをとっているので参考になるかわかりませんが…(-.-;)

 

よければ最後までお付き合いくださいね(^^)!

 

【目次】

 

 

【査察の内容】

 

前回は、僕たち消防士としての査察について書きました。

 

今回は査察を受ける側、建物の管理者やオーナーさん側の視点から査察について書いていきます。

 

 

 

【建物の管理者orオーナーとしての査察】

 

建物の管理者側から査察を見てみると

 

ぶっちゃけ、めっちゃ面倒くさいです。

 

僕もこの記事を書く中で改めて感じました。

 

管理する建物の防火や防災の観点上、確かに必要なのはわかるけど、

 

防火管理者だの訓練やれだの、書類がないだの設備がダメだの、

 

もうめっちゃ面倒くさい感じですね。

 

しかも、割とお金かかることが多い。

 

消防署がやることだから、そんなお金かかるようなことじゃなさそう!と思いきや、全くそんなことありません(-.-;)

 

例えば防火管理者

 

防火管理者になる為には防火管理者講習を受けなければなりません。

 

受講料は6500円〜7500円で、だいたい2日間講習です。

 

講習日程は決められているため、行きたい時にパッといけるようなものではありません。

 

これ、自分だったらどうでしょうか。

 

結構負担ですよね。

 

さらにこれだけではなく、設備面のこともあるとしたら…

 

もう来ないでくれって感じです( ´Д`;

 

とまぁ、ちょっと話は逸れましたが、

 

そんな建物の管理者、オーナー側から見た査察について、順を追って書いていきます。

 

 

 

①いきなり消防署から電話がかかってくる。

  なんの前触れもなく、いきなり知らない番号から電話がかかってきました。

  出てみると消防署からで、査察をしたいとのこと。

  日程調整?何やるかもわからないし、どのくらい時間かかるんだよ…こっちは仕事で忙しいってのに。

  ん?というか査察ってなんだ??

 

 

といった感じでしょうか。

 

もちろん、査察を受けたことのある人であればそんなことはありませんが、

 

やっぱり査察のアポを取るときは

 

査察=消防の立入検査

 

ということを頭に入れ、

 

どんなことをするのか

どれくらい時間がかかるのか

何が必要か

お金はかかるのか

 

など、

 

当たり前だけど大事なことをしっかり伝えられるようにしたいですね。

 

 

②査察の準備

  消防署からの連絡で、査察の日程が決まりました。

  やることはいろいろあるようですが、防火管理関係の書類を確認するとのことです。

  そんなのあったかな…とりあえず探してみるしかない。

 

 

きっと書類探しは面倒でしょうね…。

 

なんせ今まで見たこともない方がほとんどでしょうし。

 

ということで、僕たち消防士が査察に行ったら

 

消防関係の書類は、わかりやすいようにファイリングしておくと良いですよ!

 

とアドバイスしてあげましょう。

 

そのファイル一冊があれば、次に査察に来た時に対応が楽になりますからね(^^)

 

 

③査察当日

  いよいよ査察当日。

  おいおい、消防車で来たよ!汗

  しかもなんだかたくさん…結構威圧感あるなぁ…。

  ってか、名刺交換もしないで話進むの!?担当者の名前わかんないし…

  緊張するなぁ〜汗

 

 

妄想炸裂ですみません(*_*)

 

でもきっと、何もわからない人であればこんな風に思うかもしれません。

 

そもそも、自分が管理する建物に消防車が来る事自体、めったにありません。しかも何もしていないのに、です。

 

また、制服を着た消防士と話すこともほぼ無いと思います。

 

僕だったら、やっぱり多少なりとも緊張します。

 

初めてづくしで何やるかもわからない状況ですからね。

 

…ということを考えると、僕たち消防士が査察でやるべき事が見えてきますね(^^)

 

やっぱりまず最初は

 

挨拶から。

 

ちゃんと挨拶することが、査察の第一歩です。

 

「〇〇消防から来ました〇〇です。

今日は消防の立入検査にお時間をいただきありがとうございます。

今日は消防関係の書類の確認と、〇〇さんの管理する建物の中を確認させていただきます。

時間は1時間ほどを予定していますので、少し長くはなりますが、ご協力をお願いします。」

 

といった感じで、最初の挨拶をしてみてはどうでしょうか(^^)?

 

この時に名刺を渡せるとベストですね!

 

消防士である前に、まずは社会人として

 

しっかりとしたビジネスマナーをもって査察に臨みましょう!

 

 

④書類の確認

  書類のこと聞かれても、専門用語ばっかりでサッパリ…

  正直、何を質問して良いのかもわからないや…。

 

 

僕たち消防士は、結構淡々と書類の確認をしがちです。

 

確認することが多いので仕方のないことかもしれませんが、

 

やはり相手にわかりやすい言葉を選んで、確認を進めるべきだと思います。

 

今は何の書類を見て、何を確認しているのか

ちゃんとできているのか、いないのか

何が良くて、何が悪いのか

 

一個一個説明していたらキリがないですが、

 

要所要所でわかりやすい言葉で説明できると良いですね(^^)

 

 

⑤建物内の検査

  いよいよ建物内の検査が始まった。

  マジか、この部屋も見るのか。

  マジか、お客さんいるのに入ってくのか。

  マジか、これどかせって?

  マジか!設備が付いてない!?

 

 

僕たち消防士は、査察という業務は日常なので、いつもどおり建物の各部屋を見て回ります。

 

けれど初めて査察を受ける側からすると、

 

この部屋もあの部屋も全部見るの!?

 

と思うかもしれません。

 

建物内の検査、という言葉だけでは

 

建物内の全部屋を見て回ります

 

ということにはなりませんよね。

 

だからこそ事前に伝えるとき、

 

査察では建物内の全部屋を見させていただきますが、よろしいですか?

 

ぐらい丁寧に伝えても良いかもしれません。

 

これを伝えると、普段違反している箇所を隠されたりもするかもしれませんが…

 

余程ではない限り、全部屋を見るということをしっかり伝えるべきだと、僕は思います。

 

そして建物内の検査が始まったら、

 

必ず管理者またはオーナーの立会いをお願いしてください。

 

これは後々のトラブルを防ぐためです。

 

僕の街は田舎なので、割と「忙しいから勝手に見ていいよ〜」なんて言われますが、

 

これ、かなり危険です。

 

管理者またはオーナーの立会いがないということは、その場その場で何をしているか見ていないということです。

 

どういうことかと言うと…

 

アレが無くなっている!

ココが壊されている!

そんなもの置いてない!

ちゃんと付いてただろ!

 

みたいに、後から難クセをつけられる可能性があるということです。

 

ので、必ず管理者またはオーナーの立会いの元、査察を行うようにしましょう!

 

 

⑥査察終わり

  ようやく終わった…。

  なんだかよくわからないけど、今度結果?を持ってくるらしい…。

  また来るのかぁ…。

 

 

というわけで、査察が終わりました。

 

僕たち消防士にとっては、あとは結果通知すれば終わり!というのはわかっていますが、

 

管理者やオーナー側からしたら、

 

また来るの!?

 

って感じだと思います。

 

そうなるとやっぱりここも説明が大事ですよね。

 

「今日の査察は以上です。お忙しいところ、ご協力ありがとうございました。

今日の結果を署でまとめ、結果通知書として後日お持ちします。

査察結果の確認と必要書類をお渡しするだけなので、時間はそれほどかかりません。

その際、確認印かサインをいただきますので、ご準備をお願いします。

伺う日時については、また改めて調整させていただければと思います。」

 

こんな感じですかね。

 

ポイントは、いきなり結果から伝えるのではなく、

 

査察に協力していただいたお礼から伝えること、です。

 

当たり前のようで意外にできていません。

 

絶対忘れちゃダメですよ!

 

そしてお礼を伝えてから、わかりやすい言葉でわかりやすい説明をしましょう。

 

時間はそんなにかからないことも伝えてあげると、相手側の心の負担も減るかもしれませんね。

 

 

⑦結果通知書を届けられる

  また消防車で来たよ。

  なんだか難しい言葉ばっかり…どういうことだよ。

  しかも何?なんか書類出すの?面倒だなぁ…。

 

 

査察で何もなければ、指摘事項なしで簡単に終わることができますが

 

そうではない時が大変ですよね。

 

僕たちは、専用のシステムに打ち込めば関係法令がズバッと出てきて楽チンですが、

 

それを噛み砕いて説明するのは非常に大変なことです。

 

まして相手は素人です。

 

予防の知識はもちろん、消防に関する知識だって持ち合わせていません。

 

だからこそ、形式的にならないように注意しなければなりません。

 

書類面の指摘であれば、どのような手順で書類を作り提出するのか

設備面であれば、一緒に図面を見て説明するなど、

 

ここまで説明しなきゃダメ!?ってくらい、しっかり説明できるように準備していきましょう!

 

 

 

 

【まとめ】

 

今回は、“査察を受ける側からの視点”で考えてみました。

 

査察について、各所属で教わることとは一味違ったのではないでしょうか(^^)?

 

査察は僕たち消防士の仕事でも、比較的ウェイトのある仕事です。

 

だからかもしれませんが、ものすごい事務的になってしまうような気がします。

 

確かに、消防として、行政としてその厳しさは必要だと思います。

 

でもやっぱり、人対人です。

 

厳しさをもって臨むのもありですが、ある程度の“人情”も必要かと思います。

 

そしてこれは査察に限らずですが、

 

一方的なモノの見方をするのではなく、

 

相手からしたらどう見えるか

 

ということを考えてみることも大事です。

 

特に対外業務の時は大事ですよ〜!

 

訓練や現場でも同じですが、

 

物事を主観で捉えず俯瞰できたとき、めっちゃ成長します。

 

…すんません、査察の話から逸れました( ゚д゚)

 

ということで、

 

法に基づいた査察の内容については、しっかり査察マスターを読みましょう!笑

 

9訂版 チェックポイント付き査察マスター

9訂版 チェックポイント付き査察マスター

 

 

でもそれだけではない、実務的な部分については、

 

このブログが少し参考になるのかな、と思います。

 

というか、参考になればいいなと思います(^^)!

(きっと大きい所属の人には参考になりませんのでご注意を!!)

 

今回もうまくまとまりませんが、

 

最後まで見ていただきありがとうございました( ̄^ ̄)ゞ

 

それでは、また!

 

 

 

 

消防隊自主勉強会ブログ始めました!

 

消防隊自主勉強会ブログ

 

適度に更新中です!笑

 

 

 

 

9訂版 チェックポイント付き査察マスター

9訂版 チェックポイント付き査察マスター

 

 

 

9訂版 消防・建築設備早見帖

9訂版 消防・建築設備早見帖

 

 



 

 

 

査察ってなんだ?

お疲れ様です、leoです。

 

ここ最近、自然災害が猛威を振るっていますね…

 

豪雨、地震、台風…

 

被害に遭われた人たちが、1日でも早く普段の生活に戻れることを祈るばかりです。

 

 

さて、今回は僕たち消防士の仕事の1つ

 

査察

 

について書いていきます。

 

もうみなさん知ってのことかと思いますが…

 

改めて書いていこうと思います。

 

今回も、良ければ最後までよろしくお願いします(^^)

 

 

【目次】

 

 

【査察とは】

 

「査察」

 

と言われれば、僕たち消防士はすぐにピンとくることでしょう。

 

でも世間一般の人たちには、何のことやらさっぱりです。

 

ということで、改めて言葉の意味を調べてみましょう!

 

早速Google先生に聞いてみます(^^)

 

査察とは

情況を視察すること。

ちなみに、“情況”の意味は“状況”と同じで、その場のありさまのこと。

 

まんまですね。笑

 

では、消防で言う査察とはなんでしょうか?

 

誰にでもわかるような言葉でいうと、

 

消防の立入検査

 

のことですね。

 

これ、結構大事です。

 

例えば査察のアポを取るのに、対象物の管理者に電話していきなり、

 

「◯月◯日に査察に伺います。」

 

なんて言っても、普通の人なら一体何のことかわからないですよね。

 

いきなり消防署から電話がかかってきて、いきなり専門用語ですからね。

 

僕だったら何のことですか?と書いちゃうかもしれません。

 

きっと全ての人がそう思う訳ではないと思いますが、

 

やっぱり誰にでもわかるように

誰にでも伝わるように

 

査察=消防の立入検査

 

ということを覚えて、使ってもらいたいと思います(^^)

 

そうすると、

 

「◯月◯日に消防の立入検査に伺います。」

 

と、だいぶ伝わりやすくなりますね。

 

教科書には載っていないことですが、

 

相手のいる査察の場合、超が付くほど重要なので忘れないようにしましょう!

 

 

ではでは

 

その査察の内容はどんなものなのか

 

改めてまとめていきます(^^)

 

 

 

 

【査察の内容】

 

査察はどんなことをやるのか。

 

消防士側から

建物の管理者側から

 

それぞれの視点から考えてみましょう。

 

 

【消防士としての査察】

 

僕たち消防士は、消防法第4条に基づいて査察を行います。

 

参考:消防法−第四条(消防職員の立入検査等)

 

ちなみに条文では“査察”という文言は一切出てきません。

 

なのになぜ査察と言うようになったのか…謎ですね。。。

 

…脱線しました(・Д・)

 

この消防法第4条には、

 

消防による立入検査の権利や義務、立入検査証の提示、守秘義務などについて書かれています。

 

かなりザックリしているので、詳しく知りたければ先ほどのリンク消防法−第四条(消防職員の立入検査等)を参考にしてみてくださいね。

 

消防法の解説については、いろいろなところで僕より詳しく説明しているサイトがたくさんあるので、そちらを覗いてみてください!

 

ここではあくまで“現場サイドの話”を書いていきますね(^^)!

(本当は法律とか嫌いなだけです。すんません。)

 

 

では、査察に行きどんなことをするのでしょうか。

 

査察に行く前の段階きら、順を追って書いていきます。

 

 

①立入検査のアポを取る

  立入検査に行く際、通常は相手方にアポイントメントを取ってから向かいます。

  アポなしでいきなり行くことも法で認められていますが、その場合は結構ヤバ目な対象物かもしれません…。

  ので、通常は相手方のアポを取ってから、となります。

  当然相手の都合もありますし、何か事業をやっていれば、その邪魔をする訳にもいきませんからね。

  つまり、査察の第1段階は「電話でアポを取る」ところから始まるということです。

 

 

②対象建物の下調べ

  立入検査に行くにしても、その対象物がどんな建物なのかを把握しておかなければなりませんね。

  建物の場所、所有者、管理者、使用用途、消防用設備の有無、書類関係は提出されているか…

  などなど。

  下調べすることはたくさんあります。

  ちなみに僕の所属では、建物の情報を管理するため建物ごとに“台帳”を作り、それを基に下調べを行っています。

  また、めちゃめちゃ簡易的なものではありますが、下調べする内容をエクセルでまとめ、何をどう調べれば良いかわかるようにしています。

  もしそのデータが欲しければ、下記のアドレスまでメールしてください(^^)

  yamama.leo.1227@gmail.com

 

 

③まずは挨拶から

  下調べしたデータを持ち、いよいよ立入検査当日です。

  立入検査当日、まず最初にやることは建物関係者との“挨拶”です。

  そんなん当たり前だろ、と聞こえてきそうですが…

  それでは皆さん、名刺の正しい交換の仕方を知っていますか?

  というか、ちゃんと名刺持っていますか?

  なんて聞いた僕ですが、恥ずかしながら予防に携わるまでは名刺も持たず、その交換方法も知りませんでした。

  立入検査証を提示するのは当然ですが、名刺交換も大切なビジネスマナーです。

  まずは挨拶から。

  一度は下のリンクを覗いてくださいね(^^)!

 

名刺の渡し方でレベルが分かる!?知っておきたい美しい名刺交換マナー | 名刺のネタ帳

 

【名刺交換】正しい渡し方と同時交換のマナー - YouTube

 

 

④書類等の確認

  挨拶が終わったら、まずは提出されている書類の確認を行います。

  建物の正式名称、防火管理者は変わっていないか、増改築はしていないか、使用用途は変わっていないか…

  などなど。

  先ほど上で書きましたが、ここで下調べしたことが活きてきます。

  逆にしっかり下調べしていかないと、何を聞いて良いかわからないまま始まってしまいます。

  ので!

  自分なりに下調べの方法を確立しておくことが、査察において非常に重要です!

 

 

⑤建物内の検査

  書類の確認が終わったら、いよいよ建物内の検査に入ります。

  消防用設備はキチンと整備されているか、避難通路に障害物はないか、届出されている用途以外の方法で使用されていないか…などなど。

  気になったところはすぐに結論を出すのではなく、写真を撮って(もちろん許可を得てからです。)署に帰ってじっくり調べることも必要です。

  また、すぐに対処できるようなこと(通路に置いてある荷物をどかす、など)は、その場ですぐに“お願い”しましょう。

  もちろん、指導する立場なので強く言うこともできますが、相手の事情もあることなので、まずは“お願い”からしてみてはどうでしょうか?

  と、書いてきましたが、どんな検査をするかは教科書に書いてあることなので、各自しっかり読みましょう!

  (すんません、予防詳しくないので勘弁してやってください。汗)

  そしてこの他にも大事なこととして、設備や障害物などを見るだけでなく、その建物がどんな構造であるかを見ておくことが挙げられます。

  その建物が万が一火災になった時、内部を見たことがある・ないでは、活動内容が全然違ってくるはずです。

  「査察は予防のことだから予防係に任せるわ!」では、いけません。

  査察は、普段入れない建物の内部を把握するための絶好の機会である、と思うことが大事です。

 

 

⑥立入検査のまとめ

  書類の確認、建物の検査が終わったら、一旦ここまでのまとめを伝えましょう。

  書類のこと、建物のこと、消防用設備のことなど、今回の立入検査でわかったことを簡単にまとめ、伝えると良いでしょう。

  キチンと管理できているので指摘はなさそうです、あそこの設備に不具合があるので指摘になりそうです、一旦署に持ち帰って検討させていただきます、といった感じです。

  来て、見て、はいお疲れ様でした、では、貴重な仕事の時間を空けてまで立ち会ったのに腹立ちますよね。

  そうならないように、立入検査に時間を作ってくれたこと、忙しい中立ち会ってくれたことに、キチンとお礼を伝えて終えるようにしましょう!

 

 

⑦書類作り

  署に帰ってきたら、立入検査の結果をまとめ、各種書類を作る必要があります。

  たぶんほとんどの所属では“結果通知書”を作り、後日相手方に持っていっているはずです。

  また僕の所属では、それと併せて台帳の更新も行います。

  常に最新の情報となるよう、台帳の整理と引き継ぎ用のデータ作成、査察概要などをまとめます。

  (僕の所属の諸先輩方は、それは良くまとめてあったので、立入検査の時はいつも本当に困っています…)

  査察は行っておしまいではありません。

  行ってからが本番です。

 

 

⑧結果通知書を渡しに行く

  結果通知書が完成したら、相手方のアポを取って、通知書を渡しに行きます。

  もちろん、ただ渡すだけでなく、その内容についてしっかり説明する必要があります。

  内容はほとんどが専門的な内容なので、聞かれた時にわかりやすい言葉で答えられるよう準備しておく必要があります。

  僕たちは日常業務として査察がありますが、相手方は滅多にないことです。

  常にわかりやすい言葉、説明を心がけましょう。

  これ、大事ですからね!!

 

 

ざっくりとまとめてみました。

 

教科書には書いていない、現場の経験則と僕の主観をもって書いてみました。

 

ので、間違ってたり、いやそうじゃないだろ!というところもあるかもしれませんが、

 

その辺はご了承ください(*_*)

 

また、僕の所属は予防分野でだいぶ遅れをとっています。

 

そのため他の所属にマッチする内容ではないと思います。

 

あくまでも、初歩的な“参考”程度に見てもらえると助かります(^^)

 

 

 

…さて、思ったより長くなっています。

 

ので、建物の管理者側からの視点については、次の記事で書いていきます。

 

今回もひとまず最後までありがとうございました!

 

また次回も査察について書いていきますよ〜!

 

 

 

 

消防隊自主勉強会ブログ更新中!

 

適度に更新しております。笑

 

消防隊自主勉強会ブログ

 

良ければ覗いてみてくださいね(^^)

 

 

9訂版 チェックポイント付き査察マスター

9訂版 チェックポイント付き査察マスター

 

 

 

 

史上最強図解 よくわかる消防法

史上最強図解 よくわかる消防法

 

 



 

 

通電火災を知っていますか?

お疲れ様です、leoです。

 

あっという間に9月が終わり、1年も残すところあと3ヶ月となりました。

 

歳をとるにつれ、本当1年が早く感じる…(・ω・)

 

みなさんはどうですか?笑

 

さて、今回は"通電火災"について書いていきます。

 

予防や原因調査に詳しい人なら聞いたことがあるかもしれませんね。

 

初めて聞く人も、そうでない人も、良ければ最後までお付き合いください(^^)

 

【目次】

 

 

 

【通電火災とは?】

 

ということで、早速Google先生に聞いてみましょう。

 

通電火災とは

大規模な地震などで停電し、その後に電気が復旧し通電が再開された時に起こる火災のこと。

1995年の阪神淡路大震災の時に、この火災が注目され、今年9月の北海道胆振東部地震においても、発生が危惧されていた。

 

なるほどです。

 

地震の後に発生しやすいということがわかるかと思いますが、

 

この通電火災、先日の台風による高潮・浸水が原因でも発生しているそうです。

 

では、その火災のメカニズムはどうなっているのか

 

書いていきたいと思います。

 

 

 

 

【なぜ火災が起こるの?】

 

各家庭にあるストーブやオーブントースターなど、

 

“電熱器具”を使用している時に地震が起きると、

 

地震の揺れで

 

紙やタオルなどの可燃物が電熱器に接触した状態になることがあります。

 

当然、家の人が避難していれば、そのままの状態が続きます。

 

そして電気が復旧し、それらの器具にスイッチが入ると、

 

電熱器に触れている可燃物が過熱され、火災になることがあります。

 

最近のストーブなんかは、

 

揺れたりすると安全装置が働いて自動で消えたりしますが、

 

地震で落下物があったりすると、それが正常に働かないこともあります。

 

また、電気配線が押しつぶされたり切れてしまうことによって、

 

その部分がショートし、それが原因で火災になった事例もあるようです。

 

これが“地震の時の”通電火災です。

 

では

 

先ほど書いた

 

台風などによる、高潮や浸水が原因で起きる通電火災はどのようにしておきるのかと。

 

…ちょっと想像してみてください。

 

先日のような大型台風が上陸して、

 

高潮あるいは大雨による浸水被害が発生したとします。

 

水位がどんどん上昇し、車のボンネット付近までになってしまいました。

 

翌日、水は嘘のように引いています。

 

車はだいぶ汚れましたが、どうやらエンジンはかかりそうです。

 

仕事行くにも買い物行くにも、何にしても“足”である車は必須。

 

よし、エンジンをかけてみよう!

 

エンジンかかるじゃん!良かった〜!

 

と、なるのが普通かもしれません。

 

むしろ僕もそうなると思います。

 

ではでは、ここでまた少し考えてみましょう。

 

まずエンジンがかかるということは、そもそもエンジン自体の損傷はないということが予想できます。

 

そしてセルを回すための電気系統も大丈夫でしょう。

 

もちろん吸気・排気系統も大丈夫。

 

では何が、どこが出火原因となるのか。

 

考えられるのは

 

バッテリーの端子部分に付着したゴミや塩

 

です。

 

浸水によりバッテリー付近まで水位が上昇し、

 

それによりゴミや海水がバッテリーの端子に付着、

 

エンジンをかける際に通電することにより、

 

そのゴミや塩分がショートし、出火する。

 

この場合、ある程度の条件が重ならないと出火することはないかもしれませんが、

 

台風のあとに発生していた車両火災の原因の多くを占めていたのでは、と考えられているようです。

 

ちょっと通電火災とは違うかもしれませんが、

 

台風のあとに、こんな火災が起きるなんて怖いですよね…

 

まして電気自動車やハイブリッド自動車だったら…

 

対処の方法を考えるキッカケになりそうですね(^^)

 

 

 

 

【通電火災は怖い!】

 

もちろん普通の火災も怖いですが、通電火災の場合は

 

時間差で火災が発生する

 

という別の怖さがあります。

 

停電時は通電していないので、通電火災は発生しません。

 

しかし電気が復旧し通電したら…

 

無人の家から出火する可能性もあります。

 

また、きっと家の中は物が散乱しているでしょう。

 

ということは、可燃物も散乱しているということです。

 

そのため、通電火災はあっという間に燃え広がるという怖さもあります。

 

僕たち消防士からすると

 

消火活動もさることながら、

 

きっと原因調査にも苦慮することでしょう。

 

無人の家で火の元がない家から出火…

 

その時に通電火災のことが頭の片隅に浮かべば、それだけで今回の記事は価値ありかと思います!

 

 

 

 

【漏電火災を防ぐために】

 

ちなみにですが、漏電火災を防ぐためには、

 

ブレーカーを落とす

 

だけでOKとのことです。

 

ですが、大地震が来た時にそんなに冷静でいられるでしょうか?

 

少しでも早く避難するために、わざわざブレーカーのことなんて気にしてられないと思います。

 

ということで、そんな時に活躍してくれるのが

 

感電ブレーカーです。

 

感電ブレーカーは、ある一定震度以上の地震を感知した時に

 

自動的に電気の供給を遮断する装置です。

 

様々な形、種類があるので、良ければリンクを参考にしてみてください(^^)

 

 

地震火災の見張り番@home

地震火災の見張り番@home

 

 

 

そして、感電ブレーカーを備えるということは

 

夜に地震が起きた時は真っ暗

 

ということです。

 

ですので、停電しっぱなしでも大丈夫なように

 

懐中電灯やヘッドライトなどを用意しておきましょう!

 

 

…と、住民に対する防災講話で話してみてはいかがでしょうか?笑

 

 

 

 

【まとめ】

 

今回は少し前に話題となった

 

通電火災

 

について書いてみました。

 

自分たちのところは被害がなかったから大丈夫、というわけではありません。

 

日々のニュースの中にも、考えたり勉強したりするキッカケはたくさんあります。

 

このブログが、少しでもそのキッカケになれば良いなぁと思います(^^)

 

今回も最後までありがとうございました(^^)!

 

寒暖差の激しい日が続いてますので、みなさん体調管理には十分注意しましょう!

 

 

 

 

 

消防隊自主勉強会ブログ更新中!

 

適度に更新しております。笑

 

消防隊自主勉強会ブログ

 

良ければ覗いてみてくださいね(^^)

ニューヨークの同時多発テロから17年

お疲れ様です、leoです。

 

ここ数ヶ月の間で、豪雨、地震など

 

自然災害が猛威をふるっています。

 

正直なところ、あれほどの自然災害になると

 

僕たち消防士の力では、どうにもならない事が多いですね。

 

ニュースを見るたび、無力だなぁと思ってしまいます…(-_-;)

 

被災者の方は、1日でも早く普段の生活に戻れることを

 

消防をはじめとする、被災地で活動する各機関の方は、どうかケガや事故がないように

 

遠くから祈るばかりです。

 

 

【目次】

 

 

【Remember  9.11】

 

ニューヨークの同時多発テロから、今日で17年が経ちました。

 

僕が消防士を目指すキッカケとなった事件です。

 

テロにより多くの人が亡くなり

 

現場へ向かった多くの消防士が亡くなりました。

 

そして今も、多くの関係者が苦しめられている事実もあるようです。

 

アメリカ同時多発テロから17年 約1万人の人々が9.11関連の癌に 今も9.11は終わっていない(飯塚真紀子) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

僕は、あの時ビルの崩落現場で活動する消防士の言葉を

 

今もずーっと覚えています。

 

 

 

 

【キッカケ】

 

ニューヨークのワールドトレードセンタービルの崩落現場で、

 

飛行機の衝突と崩落によって、高温状態のガレ場で検索活動をする消防士たちがいました。

 

その消防士たちに向かって

 

「なぜ水をかけてガレキを冷ましてから活動しないのか」

 

とリポーターが質問しました。

 

するとこう答えます。

 

「要救助者がまだガレキの下にいるかもしれない。その要救助者に水がかかって、低体温になってしまったら大変だろ?

  俺たちは大丈夫。助けるためなら、これくらい我慢できるさ。

(一語一句同じではありませんのでご了承を!)

 

なんというか…

 

身体にイナズマが走るってこういう事を言うんだなと。

 

当時中学生の僕はビビッときました。

 

この消防士さんがキッカケで、

 

今、僕は消防士をしています。

 

 

 

 

【みなさんのキッカケは?】

 

きっとこのブログを見てくれているみなさんにも

 

消防士を目指すことになったキッカケがあると思います。

 

そしてそこにはきっと、

 

自分が目指すべき理想の姿

 

があるのではないかと(^^)

 

僕は、あと時見たニュースの消防士のように

 

いつまでもカッコいい消防士でい続けたいと思っています。

 

押し付ける訳ではありませんが、

 

カッコいい消防士、みんなで目指しませんか(^^)?

 

 

 

 

 

消防隊自主勉強会ブログ

絶賛更新中です!

 

消防隊自主勉強会ブログ

 

今回のは地域特性が出る内容ですが、参考になればと思います(^^)!

 

 

 

 

 

 

 

ワールド・トレード・センター スペシャル・エディション [Blu-ray]

ワールド・トレード・センター スペシャル・エディション [Blu-ray]

 

 

 

 

実戦CBRNeテロ・災害対処

実戦CBRNeテロ・災害対処